JICEは、4月に開幕する2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)にあわせて、独立行政法人国際協力機構(JICA)から委託を受け、ASEAN7か国及びモンゴルを対象に、国別研修「大阪・関西万博を通じた博覧会及び国際会議開催能力向上」を実施します。本研修は、2025年2月から11月までの予定で、将来各国が大規模な国際会議・イベントを開催する際に中心的な役割を担う人材の育成・能力向上を目的としています。
研修員は、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会にて大阪・関西万博の会期前及び会期中にOJT研修に参加し、国際博覧会実施の企画・運営の他、要人接遇、各国との交渉、広報活動等の実務について学びます。併せて、大阪大学が主催する「いのち会議」事業に参画し、ポストSDGsを見据えた取り組みも行います。また関西経済連合会他関係機関の協力を得て関西地域の魅力に触れ、さらに観光庁で各地の観光振興についてかかわる機会を持ちます。
来日した研修員からは、「大規模な国際イベントに携われる貴重な機会なので、この研修で学んだことを自国の発展にぜひ活かしたい。」といった意気込みが聞かれ、本研修への期待の大きさがうかがえます。
9か月間という長期にわたる研修ですが、研修員にとって充実した学びの機会を提供できるよう、JICEは全力でサポートしてまいります。
国際研修部 関西支所